「私は和雅とぉ、炎は将之とぉ、二人一組で逃げた総長を潰した方の勝ちよん」
「え!!俺、選択権無しでお前と!?」
「光栄でしょ☆」
何を言い出すかと思えば、ユエは暇を持て余しているらしい。
………迷惑なことに。
「やってられっかよ!暇なら和雅貸してやるから二人でやれよ」
「あー、それいいね」
「二人して俺を売りやがって!どーすんだよ将之!!帰って来た時俺がお前の知ってる俺じゃ無くなってるかも知れないんだぞ!!」
「あはん☆ユエちゃんが優しくしてあげるぅ」
「「ヒィィィイィ!!」」
俺に害がないから良いんだけどね。
さすがにユエ、目つきがちょっと……
「ま、冗談は置いといてぇ!どうかしら総長様ん?勝った方が萌ちゃんに褒めてもらうのん!」
「よっしゃ!!やるぞ将之」
「……鈴、お前」
イッ、イヤ、違うからな!!褒めて欲しいとか、思ってないし!!
男として勝負事に負けるわけには!!!!
「もちろん負けた方は勝った方の言うことを聞かなきゃならないのん!!意味わかるわねぇ?」
「俺が勝ったら……将之とセックス!!」
「ぶっ飛んでんじゃねぇよ!!!!」
「あはん☆照れちゃってぇ」
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