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リヴァエレ(ドMエレンちゃん)

軽い暴力、流血表現あり。

穏やかな昼下がり、いつ誰が来るか分からない執務室で、ゴッ、と鈍い音が響いた。後ろ手に縛られ跪かせたエレンをリヴァイが蹴った音だ。
「おい、何蹴られておっ勃ててんだよ…気持ち悪りぃ」
「ぁ、う」
ぐりぐりと股間を強く刺激され、エレンは無意識に腰をよじる。そのままガツンとまた顔面を蹴られる。リヴァイの足がエレンの鼻柱をとらえて、その衝撃でエレンの鼻の穴からどろりと赤い血を流した。
「自傷行為じゃねえと巨人化はしねえみてえだからな…よかったなあ?エレン。お前は痛みつけられるのが好きなんだろう?」
「ちがっ、んぅあっ」
即座に否定するが、乱雑に髪を引っ張られて、それにすら反応して声を漏らしてしまう。
「なあ…本当はもっと蹴られたいんだろう、殴られたいんだろう、この俺に?ねだって見せろよ」
椅子に座ったままのリヴァイに髪を掴まれ頭を持ち上げられて、耳元で囁くように言われる。
ああ、だって他の人が来たらこんな姿を晒すのは恥ずかしいのに。恥ずかしくてきっともっと過剰に反応してしまうからやめてほしいのに。…否、本当はやめて欲しくなんか、ない。もっとこの体を傷つけて欲しい、痛めつけて欲しい、他の人に見てもらいたい。でも、そんな気持ちを知ったらなんて思うだろう?きっと気持ち悪がるだろう、だけどだけど。
リヴァイの甘い囁きにエレンは葛藤し、葛藤してーー

「…もっと、もっと痛めつけてくださいっ…あなたに、そうして欲しいですっ…!!」
額や頬や鼻、唇から薄く血を流した顔で、どろどろに溶けたバターのような黄金色の瞳で恥ずかしそうにリヴァイに言う。その言葉を聞くと、リヴァイは満足気ににやりと口の端をあげる。
「お望み通り、もっといたぶってやるよ」
低い声でそう告げると、リヴァイはーーー


130921 りーく
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