夫婦のお時間 ※少し前の私と母の会話(少し脚色しました)。父は登場しません 母→エレン 父→兵長 私→ミカサ ミカサはリヴァエレ夫婦の子供です。 父と母は、毎週土曜日の夜にDVDを観る。幼い頃私が映画を本当のことだと信じてしまって夜眠れなくなってしまったことがあったから、私が自分の部屋に行ったら2人で観ることにした、らしい。でももう私は現実と作りものとの違いぐらい分かるし、夢に魘されることもない。だから別に一緒に観てもいいじゃないかと、たまに2人の隣で観ていた。 けれど、ある日母が私に言った。 「ごめんね、ミカサ…オレたち夫婦はあんまり2人になれる時間がなくて、2人きりでいれる時間を大切にしようとしてるんだ。あ、別にミカサと一緒にDVD観たくないって訳じゃないけどな?だから、その…」 「分かった」 私は頬をうっすらと染める母に、物分り良く頷いた。確かに私が成長して寝るのが遅くなったから両親と私はその分だけ過ごす時間が多くなったし、夫婦の仲が悪くなる(ことは考えられないが)のは私としても願い下げだから、仕方ないと思った。それに、2人が夫婦の時間をたいせつにしたいというのは素敵なことだと思うし。それから私は2人と一緒にDVDを観ることはなくなった。 130820 りーく ミカサにするかアルミンにするか迷いました。だってこんな物分り良い筈がないじゃないですか…でもアルミンは2人の子供ポジではないな、と。 あとこれ何年か前の話なんですが、ほんとの話です。「2人でいる時間を大切にしたいから2人でいさせて」ってばっさり言われて「あ、うん」って言ったんですけど今考えたらすごいこといってますよね母。びっくり… |