ゴミ箱 | ナノ


おっぱい


「エレンっ」
エレンが、
「見てみて、オレの体!」
女になった。


朝は何ともなかった。昨日の夜だって。
いつものように、兵長が去った後エレンが乳を掴んできてキスをして、彼が一回抜くまでオレが三回もイかされて、寝た。朝も兵長に起こされて、隣で寝ていたエレンもいつも通り男だったはずだ。
ならば、なぜ。
目の前のエレンはにこにこと、それはもう嬉しそうに笑っている。女になったことがそんなに嬉しいのか。
「エレン、なんでその体になったの」
オレが聞くと、エレンはきょとんとして答えた。
「ハンジさんにきまってるだろ。なんやかんやあってこうなった」
そんな当たり前だろみたいに言われても。しかもなんやかんやって何…確かにエレンは今日実験の日だったし、ハンジさんならアブナイ薬とか持ってそうだけど。
女の体になってなんだかいつもより声の高いエレンは楽しそうだ。
「なあ、それよりもさ」
異様に目をキラキラさせたエレンががしりとオレの肩を掴んだ。ああ、嫌な予感。
「折角オレが女になったんだからヤろうぜ!」
言うが早いか、エレンはオレを担ぎ上げて地下へと向かった。エレンこんなに力あったっけ?オレ俵担ぎされてるんだけど。
というか、
「えっまだ昼過ぎなんだけど」
まだ窓の外は明るいのに。確かにオレはこの後の予定何もないし、エレンもこんな状態じゃあ実験は取りやめだろう。地下室に向かってるみたいだから、いちおうヤる場所は暗いし…じゃなくて!流石に昼間から盛るなんて。昨日だって散々ネチネチ攻められたのに、半日後にまたなんて。確かにまだオレたちは盛りのついた思春期のガキだし、毎日のように肌を重ねてるけど、そんな。
「いいじゃねーか、気持ち良くなるだけだし。この後オレもお前もなんもないだろ」
首を捻ってエレンの後頭部に話しかければ、楽しそうなエレンの声が聞こえてくる。
「いや、そうだけど。えっねえほんとにするの」
たんたんたん、とエレンはオレを担いだままリズムよく階段をおりて行く。その度にオレの体は小さく跳ねてエレンの膨らんだ胸にオレの足が当たる。むにょんむにょんと柔らかな感触は、いつものエレンと違って新鮮だ。
ああ、遠くなっていく陽の光。
「今ヤんないでいつやるの。この状況だって寝たら治っちゃうってハンジさん言ってたし…ほら、ついたぞ」
そう言ってエレンはオレを降ろして地下室の扉を開け、オレを部屋の中に押し込む。後丁寧に鍵までかけて、エレンは微笑む。
「オレ、女の体になるなんて初めてだけど、二人できもちよくなろうな?」
その微笑みは妖艶で、彼の金色の瞳はゆらゆらと揺れていた。そんなエレンに、オレはこくこくと頷くしかなかった。


女になったエレンの体は、どこもかしこも柔らかくて、甘くて、少しだけ汗の匂いがした。
エレンの乳はオレのよりでかかった。なんでだよ。お前元は男なんだから控えめなオレの乳よりも小さくなっとけよ。オレはむっつりと、エレンのピンク色の乳首を指で弾いてやった。
「ぁあっ、」
二人して上だけ脱いで、ベッドの上で向かい合って座っている。初めて与えられた刺激に、エレンは体を揺らして素直に声を漏らした。いつものエレンは余裕を見せようと声を抑えてるみたいだけど、今日のエレンは素直だ。
柔らかな、真っ白の乳房を揉みしだくと、大きなそれはいとも容易く形を変えた。
「ふぅ、ん、あ、ぁ、きもちぃ、」
大きな乳房を触るなんてしたことなかったからなんだかおもしろくなってぐにぐにと弄んでいると、エレンは腰を揺らめかせて後ろに倒れこんだ。ベッドのスプリングが軋んで、シーツに皺が寄った。硬いベッドだって質の悪いがさがさのシーツだって、情事の間だけは優しく感じる。
「エレン、そんなにきもちいいの?」
乳首に口を近づけて息を吹きかけながら言えば、エレンはまた嬉しそうな声を漏らす。
「ん、きもちい、からもっとしてぇ」
珍しい。自分から欲しがるなんてしたことあったっけ?
過去の情事中のエレンに思いを巡らせながら、桜色の尖った乳首をぱくりと口に含んだ。突然の刺激にエレンは大きく嬌声をあげる。
「ゃあぁっ!ん、はぁ、あんっ」
いつもよりも高い、艶かしい声が部屋の中に響いた。ぬらぬらとした口内がきもちいいのか、唇の内側でつまんでやると一層大きな声で喘ぐ。
見上げれば大きな瞳に薄く水を張ったエレンと目が合った。オレはにやりと口角を上げて、ちゅぷちゅぷと音をたててエレンの乳首を舐めてやる。エレンは恍惚とした表情で、真っ白な喉と顎を天に突き出した。
「あ、ぁ、あう、きもちい、ちくびもっと、さわってっ」
胸を突き出してオレの下で胴をくねらせるエレンは、オレが触っていなかった方の胸を自分で弄りだした。普段自慰なんてしないエレンが、自分の快感のために自分の胸を、自ら弄っている。びっくりして、オレは思わずエレンの乳首から口を離してその光景に見入る。唾液がオレの唇とエレンの乳首とを繋いで、すぐにぷつんと切れた。オレの唾液で濡れたエレンの乳首は松明の灯りにてらてらと照らされて淫猥だったけれど、そんなことさえもオレの視界には入らない。
だが、エレンはそれをよしとしなかった。もっと舐めろと言わんばかりにオレの顔を自身の胸に押し付けたのだ。
「んむぅ!?」
目の前にエレンの乳房、頬にも鼻にも口にも、ふにふにと柔らかいそれが当たっている。当然オレは息ができなくなって、オレの頭を押さえつけるエレンの腕をばしばしと叩いた。
「ぁ、ごめ、きもち、よくて」
すぐに開放したエレンを見上げて、オレはぺろりと目の前の桃色を一舐めしてから言う。
「いや、いいんだけど…そんなにきもちいいの?」
普段、オレは乳房を触られることが少ない。それに多分、こんなに感じてもいない。
だけどエレンは



131217 こまち
没。書き直すこともなさそうだからここにあげときます