※キャラぶっ壊れの狂気注意
※隠語アリにつき閲覧注意































全部ドロドロに溶かしきった君を丸ごと飲み込んでしまいたいくらい一緒にいたい、好き、愛してる。

せやけど名前は恥ずかしがり屋さんな上にちょっと抜けてる所があるから、電話をかけてもメールしても手紙を書いても帰り道が心配やから後ろから見守ってても名前の家に変質者が来ないか俺が見張ってても名前の洗濯物が雨で濡れへんように回収しても自転車のサドルを綺麗に舐め回して掃除しておいても、ちっとも俺に気付いてくれへん。

悲しいから今日も名前の脱ぎたて制服に顔を埋めて癒される。体育の授業を抜け出すのも、もう何回目やろ。センセの信頼を得ておいて良かったと心底思う。

鼻先をくすぐる名前の香りと、制服の胸元にある名前の字。3年2組の刺繍のすぐ下に書かれたその文字すら俺を誘惑して酔わせて蕩けさせる。

早う俺に気付いて欲しい。あの可愛い目に俺を映して「白石くん」て名前を呼んで欲しい。あの唇に吸い付いて可愛い舌を噛み千切ってそしてそして、ああ、アカン、アカン名前好きや愛してる今日も可愛いかったで名前、名前を目茶苦茶にしたい触りたい泣かせたい、ああああああああもうアカン、もうイき、そ、あ。名前好きや好きや好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き




「しら、いしくん」
「え、ぁ。名前…ひゃ、ん」




今俺どんな顔しとるんやろ。とりあえず自分が名前の机に腰掛けたままイった事と、顔に押し付けた名前の制服が俺の唾液と精液で汚れた事だけが分かった。何で教室に戻って来たんかな?忘れ物したんやろか。
ああ、でも女の子みたいな声出してイく癖バレてしもた、アカン恥ずかしい。恥ずかしいけど名前の大きく開かれた目が俺に釘付けになっとるのが変な気分になる、もっと近く来うへんかな。


「なぁ、名前」
「ひっ…」
「もっと見てくれへん?」
「あ、止め」
「もっと近くで見て」
「白石くん、なん、で」


名前の細い手首を掴む。ああああああああああ名前に触った!触った!触った触った触った触った!!!!
俺の汚れた手で掴まえた名前の手も当然汚れて、少し親指をずらせば、ぬる、と光沢を見せる名前の肌。俺の、俺が…汚した名前。


「テニス部の部室行こ、そこなら声出してもバレへんから」
「や、嫌だ…!やだよ…!」
「名前の肌、すべすべやな」
「や…止めて、離し、んんん…!」


泣きじゃくる名前の口を塞ぐ。鼻息が手の平に触れて、身震いした。ああ、可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い名前可愛いぃぃぃぃぃぃ!!!!


「んんー!んー!」


腕の中でバタバタと暴れる名前が愛おしい。常備しとる部室の鍵で錠前を外して扉を開ける。入ってから後ろ手に鍵を閉めて名前を椅子に座らせた。我ながら無駄のない動きや、と思ったら笑みが零れた。


「んんん…!ぅ…」
「ああああ…名前…!」


名前の名前を口に出した瞬間、自分の口から涎が溢れたのが分かった。
俺の手は名前の涙と鼻水と涎で更にぐっちゃぐちゃになっていて、俺の精液と混じったんやと考えるだけで興奮する。名前と二人きり。誰も来ないし誰も邪魔出来へん俺と名前の世界。眉をハの字にして上目遣いで俺を見上げる名前の手を離すと、名前の腕は力無くだらりと垂れた。





「な、な。名前見て…!」





名前の瞳を覗き込むと、欲に濡れた半笑いの間抜け面をした俺が必死に自分を慰めとった。













ああああああああ、顔にかけたい、名前の顔に射精(だ)したい。












END.

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え、なにこれ。

 


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