※百合




「う、うわわ…とうとう来ちゃった…！なまえいるかな…？」

き、来たはいいけどなんて言ってこれを渡そう…？
"好きです！受け取ってください！"……べ、ベタすぎるかな

その前に、喜んでくれるかが心配…


「あ、アルルー何してんの？」
「わああ！なまえ！？」
「…ご、ごめんそんな驚くとは思わなかった」
「う、ううん！ボクも驚いちゃってごめん！」



「んで、そこで何してたの？」
「へ！？え、えっと…なまえと一緒に帰ろうと思って…！」
「そっか…待っててくれたんだね！ありがとうアルル」
「い、いえいえ…」
「じゃあ、帰ろっか？」
「うん！」



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「(い、いつ渡そう…！)」
「そういえば、今日バレンタインだねー」
「え！？そ、そうだねー…あはは」
「アルルは誰かにあげた？」
「ま、まだだよ！」
「そっかそっか…私は取り敢えず仲の良い人にはあげたよ」
「そうなんだ…(ボクにはくれないのかな…)」


「あ、じゃあ私こっちだから。またねアルル」
「ちょ、ちょっと待ってなまえ！」
「ん？なに？」

「そ、その……」
「？？」
「こ、これ！あげる！」
「…」
「…なまえ？」



「もう、アルル渡すの遅い！私にはくれないのかと思ったじゃん…！」
「え、その…なまえ？」
「このチョコは本命チョコ？それとも義理チョコ？」
「へ！？」
「どっち？」
「…ほ、ほん、めい…」

「うん、そっか！じゃあ私も、はいこれ。本命チョコ！」


「本命チョコ、なの！？」
「そうだよーアルルへあげるチョコは本命チョコ！」
「…なまえ、ありがとう！ボクすごく嬉しいよ！」
「私もアルルから本命チョコ貰えて嬉しい！一緒にチョコ、食べよっか？」
「う、うん！」



「じゃ、今日はアルルの家へレッツゴー！」








(ボクは今、すごく幸せです)



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わあ、すごく百合百合な小説になっちまった…！
アルルへの愛が強すぎた

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