本音
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「クルーク、ぷよ勝負しろ!」
「嫌だね。僕は君に付き合ってる程暇じゃないんだ」
「こんのメガネ…!」

今日は学校もお休み。
だから、すごく暇な訳だ。…宿題があるけど
まぁ、宿題は今のところ置いといて。
暇だから暇そうなクルークの家に遊びに来て、ぷよ勝負をしよう!とせっかくこの私が誘ってやったのにこいつ断りやがったんだよ!

貴方ならどうする?
一発殴っとく?メガネ取ってカチ割る?やっぱり殴っとく?…あ、そうだ。


「じゃあ、あやしいクルークに会わせろ」
「さっきからなんで命令形なんだ。嫌だ、帰れ!」
「嫌だ、暇だもん」
「シグのとこに行けばいいだろ?」
「きっと虫と遊んで構ってくれない」
「アミティ」
「きっと……暇そうだけど、やだ」
「なんだよそれ!」

さてと、なんかクルークがぐちぐち言い出したけど家に上がらせてもらいますか。


「入っていいよー。よし、お邪魔しまーす」
「ちょ!誰も入っていいなんて言ってないだろ!?」
「さっき私が言った」
「…」

ドヤァ!と言い足して、どや顔をしてやった。やだ、そんな目で見ないでよクルーク

「ハァ…なまえはいつもそうだよね。ちょっとだけだよ」
「わーい!クルーク大好きちゅっちゅ!」
「やめろよ気持ち悪い!!」

クルークに抱きついたら、顔をトマトぐらい真っ赤にして暴れ出した。可愛いなもう!
あ、ちゅっちゅはしてないよ。


「あー、クルークの部屋ってなんか落ち着く」
「人のベッドに思いっきりダイブするなよ!」
「いつものことだしいいじゃないか」
「…ハァ」

溜め息つくと幸せが逃げていくぞ!って言ってやったら誰のせいだ!って言われた。
え、誰のせい?私?あ、私しかいないか!

「なんで君はいつも休みになったらここに来るんだい」
「暇だから」
「僕が家にいなかった時はどうするんだよ」
「そうだなー…その時は変態魔導士でもからかいに行くかな。」

これが結構面白いんだな。

「ふーん…」
「なんでいきなりそんなこと聞くのさ」
「いや…別に、」
「……ほんとのこと教えてあげようか?」
「は?」


私はクルークに近づき、耳へと自分の口を持っていき静かに言った。




「君と少しでも多く、一緒にいたいんだよ」


そう呟いた途端、クルークの顔はさっきよりすごく赤くなっていた。…こりゃトマトより赤いかもしれない

その赤い顔のままクルークは、俯いてこう言った。


「…僕も、なまえと少しでも…多く、一緒にいたい」




その言葉で、私の顔も真っ赤になるのがわかった。顔熱い
取り敢えずクルークが可愛すぎたので思いっきり抱きしめてました。また明日もクルークの家に来ようかな。





君の本音が聞けてよかった



(さっきのワンモアプリーズ!)
(二度と言うか!!)




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