君の言葉にドキドキしてるんだ※
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※百合注意











「アールルー!」

大きな声で、親友の名前を呼ぶ。
今日はアルルの家でカレーを食べる約束をしている。楽しみだなあ…

「あ、なまえ!いらっしゃい〜」
「邪魔するねー。」
「邪魔するなら帰ってね!」
「ふひひ、帰らないよ!」

ふふ、まぁ帰ろうとしてもボクが帰さないけどね!
そう言うアルルに、私は笑った。そしてアルルも釣られるように笑う。家に来る時はいつもこの会話で盛り上がる


そして、家に入るとテーブルの上にはもうアルル特製のカレーが置かれていた。…お、美味しそう…!

「なまえ、いつものとこに座っててねーボク飲み物取ってくるよ!」
「うん、わかった。」

私の返事を聞いたアルルは、パタパタと台所の方へ走って行った。

「…は、早く食べたい…!」
「ふふ。食べていいよ」
「いいの?!じ、じゃあ頂こうかな…」
「うん、どうぞ」

手をぱんっと合わせ、いただきますと言ってからスプーンに手を伸ばす。
そして、カレーを掬い口の中に運ぶ。隣では、アルルがお茶を入れながらこちらを窺っている。

「…」
「ど、どうかな?」
「…美味しすぎるよ、アルル」
「ほ、ほんと!?」
「うん!アルルのカレー、私すっごく好き!」
「なまえにそう言ってもらえてボク嬉しいよ…!」

すごく嬉しそうにするアルル。そんなに喜ばれたら、なんだかこちらまで嬉しくなってくる。
元から甘口しか食べない私だから、アルルの甘みの濃いカレーはとても好みだ。

「はぁ…アルルに毎日カレー作ってもらいたいよ…」

つい吐き出してしまった言葉にアルルが反応し、顔がだんだんと赤くなっていっている。
…ど、どうしたんだろ

「そ、それって…その…こ、こく…」
「え?こく?」
「な…ななな何でもない!なまえの為なら毎日作ってあげるよ!」
「本当?!うわあ嬉しい…ありがとう!」

アルルのカレーが毎日食べれるなんてこんな幸せなことはない!それにアルルのカレーってよく味が変わるんだよね
それがまた面白いし、食べるのも楽しい



そしてカレーは食べ終わり、少しぷよ勝負をして遊んで、今回はお開きとなった。

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「それじゃ、ご馳走様でした」
「お粗末様でした!また食べに来てねー」
「うん!じゃあまたね、おやすみ!」
「おやすみ〜!」




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「ふぅ…ビックリしたあ…」

ボク、なんでこんなに顔熱いんだろう。熱?いや、違う

さっきの、
君の言葉にドキドキしてるんだ



(あぁもう…なまえのばか!)




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