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玖瑠夢は困ってしまった。胡桃の手伝いの申し出はとても嬉しいのだけれど、師匠からきつく言われていたからである。師匠怖い。 魔法薬は爆発すると大変危険な物。玖瑠夢は魔法薬の失敗による爆発やそれに伴う怪我に慣れているからいいけれど、慣れていない人が下手に触ると大変だ。火傷治しを作ったはずが、それで火傷をしたりしてしまうのだから。 だからこそ、そんな魔法薬を扱うには慎重にならねばならなかった。片付けもそういう意味では大変だった。 ――しかし。 しかしである。玖瑠夢は補佐官である胡桃の一言に大変揺れていた。ぶっちゃけただ一言。 ケーキ食べたい。 これに尽きるのだが。 玖瑠夢とて女の子だ。甘いものを食べたい時だってある。ケーキなんて好物を言われたら、断れる訳がない。 だが片付けしないでケーキ食べに行って、その間に失敗した魔法薬が下手にどんな効力を発揮するか分からない。間違って街の一画を吹っ飛ばしてしまったら本当に洒落にならなくなるし、面目も立たない。むしろ監獄区行きである。放置ダメ絶対。 「あ、えと…お片付けしてからでもいい、ですか?」 そして出た結論がこれである。玖瑠夢にしては妥当な結論だ。 「あの、あのっ!すぐ終わらせるから!すぐ片付けるからっ!だから、あの…っ!」 一緒にケーキ、食べに行ってくだゃしい…! …大事な所で思い切り舌を噛んでしまい、涙目で胡桃に慰めされる。やっぱり恰好のつかない玖瑠夢だった。 +-*-+-*-+-*-+-*-+-*-+-*-+-*-+ きっとこの後片付けに入るまでに10分はかかると思われます。そして片付け終わるまでは5分くらいで終わらせるという…失敗には慣れている玖瑠夢です。 さて今晩和!南鷺です。 はい、思わずコメントにニヤニヤさせていただきました!ありがとうございます。そうです、くるくるコンビです。胡桃様と家の玖瑠夢でくるくるコンビ。小さい子の組み合わせってほのぼのしてて可愛いですよね。二人とも10・11歳と歳も近いですし。仲良くケーキ食べてたら嬉しいですね。 これからもよろしくお願いします。企画も楽しみにしています!
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