長門×多由也
「任務のため出掛けるから、長門の身の回りを頼む」
小南からの書き置きを見つけ塔の最上階まで上がると、六道の操作をしているのだろう、身動きのとれない長門が座っていた。書き置きの旨を伝えても、別にいいとはね除けられ、寧ろ何か欲しいものはあるかと聞かれてしまう。
何となく、甘いものと答えた。お前は甘党だなと長門が笑う。子供扱いされてる様でむっとなり、うまいもん食って幸せ感じるのは誰だって一緒だろと言ってやった。長門はそうだな…と呟き目を瞑る
「皆が幸せになれれば…この国も、泣き止むのかもしれないな」
外には雨が降り続けていた
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