[ 40/83 ]
日曜日。出張中でも休みとなるこの日
私は一時間に一本の電車に乗り、駅へおりてから更に一時間歩くという
出張中じゃなくてもごめん被りたいことを進んでしていた
・・・室内清掃で追い出されて思い立ったのは内緒だ
「これください。」
何種類かのお菓子を買って、ホテルに戻る
一応会社の人へのお土産と、子供らへ
「・・・メールうっとかないと。」
子供で思い出した。出張延びたんだったと
カコカコとメールを送れば、30分ほどで返信がくる
問題なくやってると返ってきたので、食材は足りているのだろうと
夕飯を食べに外に出た
で、その帰り
「うわぁあああん!!」
「ちょっ、煩っ、」
なぜか1人ぼっちだった子供に
なぜか服をがっつりつかまれ
なぜか泣き叫ばれている
周りに人気はない。交番の位置なんて知らない
(た、助けて・・・!)
素直な気持ちだ
「ま゙ま゙〜!!!」
「ママじゃない!違った、えっと、」
どうしたらいいんだと頭を抱えれば、泣き続ける子供に頭痛を覚える
とりあえずママはどこ?とか聞くが、話にならない
結局30分近く子供の泣き叫ぶ声さにさらされ、探しにきた両親を怯ませるほど睨みつけてしまった
つくづく、子供は苦手だと思ってしまった
「本当、私に子育てはむいてない。」
自宅で留守番をしている六人を思い起こし、将来が心配になった