君に出会えた奇跡に乾杯
「・・・あはっ。」
「いやいやいや、あはじゃねェから。」

髄液をしゃぶるように啜っている場面に出会したクザンは、可愛らしく笑う少年の首根っこをつかんで持ち上げた

「ごめんなさいは?」
「ごめんなさい。」
「もうしません。」
「もうしません。」
「全然心が篭ってないんだよな・・・わかってんの?」
「きをつけてたべます。でもこれわるいひと。」
「だーっ!おつるさんあんたの息子でしょどうにかしてよ!」
「坊。」
「はぁいまま。」

禍々しく臀部からあらわれた筋肉質なナニカはクザンの腕を砕き少年の体を床へ落とす
そのままつるの元へ獣のように走っていった少年は、こらと怒られ尻尾ごと眉を垂れさせた

「おなかすいたの。」
「大将なら食べていいと言ったろう?」
「ちょ、おつるさんそんなこと言ってたわけ?道理でよくかじられるわけだ。」
「おいしくないからや。 」
「しかもひでェ・・・」

これがいい。笑った少年は一枚の手配書を取り出して掲げる

「ふしちょーまるこ!おいしかった!」
「いつ食べたんだい?」
「・・・こっちきたとき、すぐに、ぼるさりーの とぱとろーるしてたらあったの!きれいだよいっていった!よいよい!」

尻尾をふらふらさせた少年は大好きと手配書に頬擦りし、涎を滴ながら赤目をぎょろりと動かした

「ということでいってきまーす!」
「どこへ!?」
「いいんだよ放っておきな。」


そして目指すは両片想いが家族内でバレバレのマルコのもと。

っていう喰種夢主とマルコのコイバナが書きたい