無題
(みんなで飯食ってる時にフラれたエピソードの話になったよ)
フェルディオ
「えあああああ止めてよ思い出させないでよヘアアアアアアアアアアア」
ジャン
「嘘でしょフェルディオくんここでフラれたの? 食堂で? 常に人スゴいいるよね?」
フェルディオ
「ヒィン……ヒィン……」
アルベルト
「子犬みてぇな声しか出なくなってんぞ」
ジャック
「なんつってフラれたの?」
フェルディオ
「……あなたといっしょにいる未来が見えないって……」
ジャン
「不合格通知みたいなコト言われてるね」
ジャック
「かわいそうウケる」
フェルディオ
「は? 何で? 別に暴力振るったり浮気された訳じゃないしお互いの性格の不一致と言うか解釈違い的な理由で別れるのの何が面白いのそりゃあお付き合い続けられる方がいいのは分かってるけど問題先送りにせずしっかり意思表示出来るような関係築けてたって言うのは俺にとってもいい思い出だし彼女もちゃんと伝えてくれたのはホント感謝してるっつーか
ジャック
「めっちゃ早口じゃんキッモ」
フェルディオ
「うるせっバーーーカお前みたいに食っては捨て食っては捨てやってねぇんだよ一回一回真剣だから記憶が重いの!!」
ジャック
「食ってはいるけど捨ててねぇよ!! 大体俺が浮気してフラれるから捨てられてんの!」
ジャン
「その張ってる胸今すぐ仕舞え」
ジャック
「アッ、スンマセ、」
ダンテ
「それにしても不憫だな、毎日飯食う場所でフラれるとか俺なら立ち直れない」
フェルディオ
「そっ、そうなんスよ、分かってくれますかダンテさん……! 滅茶苦茶目撃されてる上にもう食堂入ろうとする度フラッシュバックが……」
ダンテ
「辛かったな……俺がその場にいたら何とかしてやれたのに……」
ジャン
「何とかって具体的に何ですか?」
ダンテ
「……そうだな……例えば、あそこに置いてる瓶の入れていい側を入れて記憶飛ばすとか、」
ユージーン
「瓶に入れていい側はないです」
[ 6/7 ]
[*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]