家族と電話してます。


*家族と電話してます*


【イゾラ家】
(三男二女。両親・長男夫婦でレストラン経営)

ダンテ
「ああ、姉さんか。着信が二桁入ってたけど何の騒ぎ、

チェルソ(長男)
『ダンテェーーー!!!・゜・(つД`)・゜・』

ダンテ
「うっわ…………」

チェルソ
『元気だったか! 声聞くの六十八日振りだな! 何も変わりないか!?』

ダンテ
「今精神状態が凄まじく悪化した」

チェルソ
『そっ、それはマズい! 悩みなら兄さんに全部打ち明けてみろ、何だって聞いて、』

ダンテ
「用件は?」

チェルソ
『えっ、やっ、……元気にしてるかと思って(´・ω・`) 後、この前送ったオリーブオイルどうだった?』

ダンテ
「オイル? あー、確かにいい品だったけど。いつ使えるか分からないし自分で使えって言ってるだろ」

チェルソ
『いいんだよこっちはいつでも手に入るんだから! 隊の皆さんに何か振る舞う機会があれば使ってくれ』

ダンテ
「分かった分かった。使える時に有り難く使わせて貰う」

チェルソ
『で、あれは? 同じダンボールに俺の写真入れといたんだけど、どうだった!? 懐かしくなって兄さんに会いたくなったか!?』

ーーブチッ
ツーツーツー……

チェルソ
『あ"あ"あ"あ"あ"あ" ダンテェェエェエエェエェェ!!!』

ユージーン
「……御姉様からの電話だったんじゃ?」

ダンテ
「兄さんの方だった。自分の名前じゃ俺が出ないから、姉さんの端末借りたんだろ」

ユージーン
「ちょっとしたストーカーですね」



【グラスランド家】
(二人兄弟。父親は何やらお堅そうな仕事)

セドリック
『ーーチータか。どうした?』

チータ
「いや、特に用事はないんだが。しばらく連絡出来ていなかったので、どうしているかと」

セドリック
『皆変わりない、お前が思っている以上に元気にしているさ』

チータ
「そうか、安心した。……ジャックから連絡は?」

セドリック
『……チータ。弟とは言えアレももう独立した人間だ。個人のペースがある、お前が連絡の有無に気を回す必要はない』

チータ
「……そうだろうか……」

セドリック
『何、ジャックもちゃんと考えているのは分かっている。私としては、同じくらいお前も心配なんだがな。調子はどうだ?』

チータ
「………………えぇっと、今日は、ハンバーグとピザとミートパイとチキングリルを食べた」

セドリック
「食欲ではなく体調の話をしなさい」

チータ
「お、おいしかった」

セドリック
「味覚の話でもない」



【イホ家】
(一人っ子。経営している農場に住み込み従業員が結構いる)

ヨニ
「おふくろ、今時間大丈夫か?」


『あーっゴメン、ちょっと待って、私に用事?』

ヨニ
「いや、親父でも」


『じゃあ代わるわ、お父さーーん! ヨニから電話! 出て!』


『ーーもしもし』

ヨニ
「親父、悪いな急に。今大丈夫か」


『うん、息子に身長と腕相撲負けた時の傷はもう癒えた』

ヨニ
「いつの話だよ! あの後一週間落ち込み続けといてまだ根に持ってんのか!?」


『うん……』

ヨニ
「ハァ……そりゃ縦には伸びたが、体格の良さじゃまだまだ親父には勝てねぇよ。気にすん、」


『あ、それで用事なに?』

ヨニ
「……………………。……パーヴォの嫁さん妊娠したって?」


『うん、一発で出来た』

ヨニ
「回数の話はいいんだよ……! 祝い贈るから、パーヴォや嫁さんが何か不便してることとかあったら教えてくれねぇか」


『えーっと、楽しみ過ぎて大変だって』

ヨニ
知らねぇよおめでとう。 とにかく分かったら連絡頼むって、おふくろにも伝えといてくれ」


『知らねぇよおめでとうって?』

ヨニ
「分かったまた改めて電話する余計なこと言わなくていい。おふくろ何か用事あんのか? さっき忙しそうにしてたけどよ」


『母さんは今産気付いた雌牛から子牛引っ張り出してる』

ヨニ
早く手伝って来い!!!


(みんな仲良く!)



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