- ナノ -


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 ドラゴンさん、うんと長生きなら、いまはいない生き物も見たことあるの? と少女は竜に聞いた。ゆっくりと頷く竜。少女の瞳が輝いた。
 私、そのお話聞きたい! 竜の脚にぎゅっとしがみついて、少女はお願いする。こうなると満足するまで彼女は離れない。参った、と苦笑いしながらも竜は、遠い昔の友人たちのことを懐かしく語り始めた。


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