月下

そらからさらさらおちてきた

つきのしずくをすくいとって

とうめいなペンさきにやどし

よやみとほしぼしのひかりを

すいてつくったうすいかみへ

ささやくようにふれるように

ぎんいろのもじをつむぎだす

なきながらもほほえむような

つきあかりのしたで　こよい

あたらしい　し　がうまれた

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