- ナノ -

残す言葉

いつか
そらにたびだつときには
どんなことばものこさず
するり
ととびさってしまいたい
これまでにのこしてきた
ことば
それがすべてなのだから

それでも、たったひとつ
ことばをおいていくなら

「またあいましょう」

そのひとことをあなたに
ありったけのかんしゃを
こめて







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