- ナノ -


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 風のいたずらか、人が料理をするよい香りが流れてきた。竜はしばし、その香りを堪能する。これは何か汁物を火にかけ……魚も焼いているのかもしれない。
 人に分けてもらったいろいろな料理を思い返す。その殆どを、竜もおいしいと感じた。なにより、同じ料理を隣で食べること、それが竜の心を温めた。
 今ではもう遠い昔のことだが……。


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