- ナノ -
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ときどきでも、とその走竜は言った。この世界に私のことを想ってくれる誰かがいる。それを思い出すと、心がぽかぽかになるの。また走ろう、って、力が湧いてくるわ。
体も心も遍く照らすかのような夕日を山向こうに見送りながら、走竜と竜はいままで出会った誰かのことを考えた。これからはその中に、隣の竜も加わるのだとお互いに思いつつ。
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