- ナノ -
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高度を上げて山をひとつ越えると、そこには一面の花畑が広がっていた。竜と竜乗りの人間は、その光景を空から静かに眺める。
やがて人間が言った。いつかこの旅が終わるとしても、それは、今じゃない。僕は今、この一瞬一瞬を味わおう、と。
花々の芳しい香りを乗せた柔らかな風が、竜と人間を包んだ。
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