- ナノ -
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命ある間に、きみたちとの思い出を絵本にしようと思ったんだよ。竜乗りが好きで、体がうまく動かなくなるまで、長い長い時を竜たちと空ですごした彼はそう言った。絵を描くのはこれが初めてだという。だが、竜たちを見つめ続けてきた彼の描く絵は、心に残るあたたかさを持っていた。
真っさらな紙の上に、曲線の多い優しげな竜の姿が次々と描かれていく。竜はそれを、彼の隣でじっと見ていた。
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