- ナノ -
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人里離れた山奥に小さな家を建て、かつて英雄であった男はひとり静かに暮らしていた。こんなところでまた会うとはな、と竜。あまりにも平和で、あんなことなんて何ひとつ起こらなかったんじゃないか、って気がしてくるよ。肩を竦めて男は言い──でも、なかったことにはならないよな、と呟いた。
竜は頷く。消えはしないのだ、と。
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