- ナノ -


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 猫だったらよかったって思うことがあるのよ、とその翼竜は言った。そうしたら、ちょっとくらい狭い場所でもすいすい入り込めるし。竜は頷き、そういうこともあるかもな、と言った。
 その会話をして幾らか経ったある日。竜は翼竜が猫と歩いているのを見かけた。声をかけると、翼竜は少し照れたように笑う。最初は猫のまねをしようと思って一緒にいたのよ。そしたらだんだん、この子は私のまねをし始めてね。まねできないところはお互いを頼るようになったの。狭いところを見るのはこの子、空から見渡すのは私、っていう感じでね。
 よき友だ、と竜も目を細めた。


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