- ナノ -


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 世界の果てまで行くぞ、と覚悟を決めて竜に乗り旅に出た者が、幾多の危機と長い時を経て辿り着いた場所は、赤い屋根の家々が立ち並ぶ彼の故郷、つまり旅の出発点であった。彼は首を捻った。果てとは我が故郷だったのか……?
 もちろん、そんなことはなかった。この世界がどうやら球体であること。それが竜たちや竜乗りたちの話で、人間にもわかってきたのである。


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