- ナノ -
955
人と竜が話をしている。
──もう少ししたら、街が見えてくるよ。休憩していく?
──わたしはまだまだ飛べる。
──その街、バターをたっぷり使ったパンと焼き菓子が名物みたい。
──やっぱり、寄る。
雪がちらちらと舞う寒空の中を、竜は街に向かって一直線に翔けていった。
[
←
〇
→
]