- ナノ -


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 いつか雪を見にいくんだ、と人の子は言った。温暖なこの地方では冬でも雪は降らない。竜は、前に会った雪竜のことを思い出した。彼がいればどこにでも雪を降らせることができる。
 連れてこようか、と提案しかけ──人の子がわくわくと旅の計画を話すのを聞いて、竜はそっと言葉を呑みこんだ。


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