- ナノ -


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 青い布を首に巻いた飛龍が舞い降り、乗っていた人間は周囲の家数軒に紙束を入れていく。と思えば、今度は黄の布を首に巻いた走竜がやってきて、乗っていた人間が別の家々に紙束を入れていった。
 竜と暮らすようになってこの国で最も変わったのは、新聞事情らしい。広い国のこと、それまでは国内隅々に配達するのには時間がかかった。それが、竜に手伝ってもらうことで配達の速度が上がり、新聞界は大いに沸いた。
 今では様々な新聞屋が鎬を削るようになった。新聞の届く音を聞いて、朝が来たとしみじみ感じる。そんな竜や人がこの国には多いとのことだ。


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