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エッセイ更新
2015/09/06 21:54

こんばんは。
本日、復刻シリーズその2をアップしました。
『つれづれなるままに……』というタイトルで、
高校時代の文芸誌に載せた、2番目の作品です。
内容はその当時、私がつけていた日記をエッセイに組みなおしたもので、
『先生の配慮』と比べると、だいぶんしみじみとしたものになっています。
現在は現在で、いろいろ悩んだり、考えたりしているところですが、
このときもこのときで、いろいろ迷ったり、思ったりしていたのだなあ、と、
あらためて感じました。
あたりまえのことかもしれませんが、それでも、
時が経っていくと、昔の自分の記憶がだんだんと薄れてきて、
「あのときはなんにも考えていなかったなー」
なんて、思ったりしてしまうものです。
そんなときに、昔書いた文章を見ると、なんだかはっとさせられることがあります。
なんのことはない、今も昔も、そのときそのときに立ちはだかっていた壁に向かって、
精いっぱい進もうとしていたのだなあ、と。
がんばっていた自分の後ろすがたを、昔書いた文章ごしにちらと見ると、
なんとはなしに勇気づけられます。
昔の自分に負けてはいられないなあ、って、にやりと笑ったり。
あの壁を乗り越えてきたんだから、今あるこの壁もなんとかできるかも、って、
元気をもらえたり。
ときには、今の私だったら立ち向かえなかったかも、って、昔の自分を誇らしく思ったり。
そんなわけでまあ、私は昔、自分が書いた物を見直すのは、けっこう好きなんですね。
そりゃあ、表現から内容まで、ツッコミを飛ばしたくなることも
いろいろとあるのですけれども。
昔書いた文章は、紛れもなくそのときにしか書けなかった文章で。
今書こうとしても、絶対に書けない。
だから、とても貴重で大切なものなんです。

それから、今書いてる文章も、きっと今しか書けないんだろうなあ……
なんて考えると、自然に筆を執ろうという気持ちになってきます。
物書きするのは楽しいですが、実は苦しかったりつらかったりすることも多いものです。
それでも、それらを含めて、私は書くことが好きだと言えますし、
これからも書き続けていくんだろうなあ、と思います。


そんなこんなでいろいろありますが、
『つれづれなるままに……』、楽しんでいただければ、幸いです。
そしてさらに、感想をいただけると、管理人は泣いて喜びます。
匿名でももちろんかまいませんので、
拍手コメントやフォームメール、ツイッター、
そしてこの「きろく」のコメント欄からでも、
お気軽に書きこんでいただければ、と。
苦情や叱咤のことばもありがたくちょうだいいたしますので……

それでは、今日はこのへんで失礼いたします。


管理人 ひらい しん




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