はっぴー ばれんたいん！
2016/02/14 20:49
バレンタインの夜です。
こちらはまた少し冷え込みが戻ってきておりますが、みなさん、いかがお過ごしでしょうか。
今年のバレンタインデーは日曜日でしたね。
休日、ということで、ドキドキがなくなったひとも、
あるいはかえって、ドキドキが二倍になってしまったひとも
（この日曜日をはさむ金曜日と月曜日の通学・出勤などなどがショウブだ！ というわけで）、
いらっしゃることでしょう。
なにはともあれ、
チョコレートをもらえたひとにも、もらえなかったひとにも、
チョコレートを渡したというひとにも、渡せなかった……あるいは渡さなかった、というひとにも、
よき一日の終わりが訪れますように、お祈りしています。
現在もそうですが、私は、学生時代、おかし作りをするほうではありませんでした。
ついでにいうと恋とも無縁の生活を送っていたおかげ（？）で、
バレンタインデーにチョコレートを渡したいお相手もいなかったわけですが……（ﾅﾝﾃｺｯﾀ!)
それでも、友だちどうしで交換するためのチョコレート、
いわゆる「友チョコ」は、作ったことがあります。
それから、実家にいるときには父親には毎年チョコレートを渡していて、手作りのチョコレートを渡した年も、あります。
ふだんは作らないということで、おかし作りのレベルがいちじるしく低い私に作ることができるのは、
お世辞にも手の込んだものとは言えない、チョコレートを溶かして簡単に加工しただけの、
シンプルなチョコレートです。
市販の板チョコを溶かして固めるので、おいしくできないことはもちろん、ない……
……そう思っていたころが、私にもありました。
あれはいつのバレンタインデーだったのでしょう、もしかしたらバレンタインデーにもらった「友チョコ」のお返しとして、
ホワイトデーにチョコレートを作っていたときだった可能性もありますが……
ともかく、私は、
「市販のチョコレートを溶かして、固める」という単純な工程を、失敗してしまったのです（ﾅﾝﾃｺｯﾀ!!)。
原因は、「ほどよく冷めてしまったお湯でチョコレートを溶かしてしまった」ことにあります。
ミルクチョコレートを溶かしたときに使ったお湯が入った鍋で、
そのまま、今度はホワイトチョコレートを溶かそうとしたのですけれども……
続けてチョコレートを溶かすくらいの温かさは、もはやそのお湯に残されてはいなかったのです。
「や、やめて！ 今のボクにはもう、そのチョコレートを溶かすチカラはないんだッ！」
という、お湯の悲鳴も、ああ無念、おかし作りレベルの低い私には聞こえず。
結果として、へらで混ぜることはできる、でもかたい、
「ちゅうとはんぱ〜」に溶け出した、くすんだ白色の、ナゾの物体ができあがりました。
見た目もわるければ、中途半端なやわらかさゆえ、
形を整えることすら、ままなりません。
こうなったら自家消費だ！ と、泣く泣く口に入れてみて、ビックリしました。
ああ、あの、ホワイトチョコレート特有のまろやかな口あたりはどこへ行ってしまったのだ？
口のなかいっぱいに広がる、あまやかな感じは、どこへ？
……ざらざらっとした、妙に甘ったるい、風味もない、むしろ独特のくさみさえ感じる。
これは、ほんとうに、「ホワイトチョコレート」だったもの、なのでしょうか。
「マズい。うん、これは……なんというか、マズい」
……母もさじを投げました。
とにかく、誰かに渡すのはもちろん、自分で食べることすらごめんだというひどい味だったんです。衝撃でした。
その後、あわてて新しいホワイトチョコレートを買いに走り。
なんとか事なきを得ましたが、できてしまったナゾの物体は、何度食べても、誰が食べても、
「うん、マズい」。
結局、捨てざるをえなかったのでした。
今ではなんだかもう、なつかしいですね。
でも、あまりの「マズさ」に、いまだに記憶が色あせていません。
みなさんもチョコレートを溶かすときには、くれぐれもお気をつけください。
バレンタインデーは、本来、男女関係なく、日ごろお世話になっているひとに、
感謝の気持ちを伝える日です。
この場を借りて、私も、みなさんに、心よりの感謝を。
いつも、ありがとうございます。
……？ それで、今年は誰かにチョコレートを渡したのか、ですって？
ふふふ。少なくとも「本命のチョコレート」は、渡していませんよ。
渡したいひとはいるのですけれどもね。
「いろいろあって」、そうできないこともあるんです。
来年？ さあ、どうでしょうね。よいアイデアと、ほんの少しの勇気があれば。もしかしたら。
それでは、今日はこのあたりで。
管理人 ひらい しん
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