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もし戻れたら
2022/01/16 17:44

こんにちは。
昨日と今日は、大学入学共通テストの日でしたね。
試験を受けられた方、ほんとうにお疲れさまでした。
力を出し切れたという方もそうでなかったという方もいらっしゃるとは思いますが、
今日のところはあたたかくしてゆっくり休んでください。
ちなみに、私が試験を受けたころは「共通テスト」ではなくて「センター試験」でしたが、
その本番にとんでもない絶望にのまれてしまう事態が起こりました。
それでもなんとかいま生きているので、同じような状態になってしまっているという方も、
希望を捨てずに持ち続けてください。きっとまだできる何かが見つかるはずです。

さて、「もしあの頃に戻れたら」を考えるのは不毛な話かもしれませんが、
もしいまの自分に備わっている記憶と力を引き継いで学生時代に戻れるならば、
勉強をするときにもっとこうしていたのに、と思うことがいくつかあります。
今日はそのうちのひとつについて書いてみようと思います。

そのひとつとは、わからないところをとにかく質問すること。
私、実は、ひとと話すことがかなり苦手なタイプなんです。
特に質問をしたり、議論をしたりすることにとんでもなく負担を感じます。
そうなってくると当然といいますか、学生時代の学習スタイルは、
とにかくとことん自学自習で進めるというものでした。
もちろんそれはそれでいい面もあります。
しかしどんなに教材を読んでも、何度問題を解き直しても、
ひとりでは理解できない内容というものが必ずあるものです。
行き詰まったらやはり誰か詳しいひとに話を聞くべき……なのですけれども、
友達にはもとより、先生に尋ねることさえできませんでした。
結果、膨大な時間を費やして理解するか、理解できずに放置してしまう……
ということが多発してしまったわけです。
いまも話すことが苦手なのは相変わらずなんですが、主に仕事をする中で、
誰かに尋ねなければ、もしくは、誰かと話し合わなければ、
絶対に終わらないことを多々受け持つようになりました。
仕事は基本的に、成果物こそがすべてです。
そうなってくると、話すことが苦手だからと逃げ続けているわけにはいきません。
必要最低限かもしれないけれど、質問すること、議論することのスキルは、
学生時代よりも日々鍛えられている状況にあります。
このスキルを持って学生時代の自分に戻れるのならば、
基本的には自学自習をして、わからなければ友達や先生に聞いて、
効率よく深い理解で学ぶことができたはずです。悔やまれます。

過去には戻ることはできません。
でも、これからなら変えることができるかも……と思います。
考えてみれば、ひとと話すことが苦手でなかなかうまくいかなかったことは、
勉強のみならず、日常生活の中にかなりたくさんあったような気がします。
大人になったいまでも勉強したいことはまだまだありますし、
もっとほかのことで生かすことができるものもあるかもしれないと思うと、
少しこの先に希望が見えます。
逆に考えれば自分なりにちょっとずつは進化できているんだなあと感慨深くもあります。
こうなったら、「過去の自分よ! どうしてこうしなかった!」と
自己つっこみしまくれるほどこれからもめきめきと成長できたらいいなと思うのでした。








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