▼見つめて、君を

「雲雀さん、羊羮と大福どっちがいいですか?」

「君と一緒のやつ」

「もう、いつもそうなんだから」


少しムッとした感じで大福をもってくる
いいじゃない…君と同じものが食べたい、何て正直に言ったら君はどんな表情を見せてくれるかな

可笑しくて笑う?それとも怒るかな…あぁ、照れて顔を赤くするかな

コポコポとお茶を入れているところを見ていると視線に気づいたのかこちらを見る


「どうしたんですか、さっきから見て」

「可愛いなぁとおもって」


ふっと軽く笑っていってやれば、あぁ…みるみるうちに赤く染まっていく顔
耳まで赤くしちゃって…


「は、反則です…!」


どんと湯飲みを置いて給湯室に消えた姿

桜…君はほんとに僕を楽しませてくれる



もっと見せてよ、そしてもっと僕を見てよ…



back
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -