遭遇 -ENCOUNTER-
postscript
[ごめんなさい、ゼロ。]の追記
2015/04/02 21:48
ロックマンのX4と言えば、アイリス切ない…その一言に尽きます。あれほど可憐でありながらその胸の想いはことのほか強く、ゼロと闘うことさえ最後は辞さなかったほどでした。
アイリスとカーネルは元々一つのレプリロイドとして誕生する筈が失敗して別々の個体になった兄妹であり、それ故にお互いを思い合う気持ちも強くアイリスの行動も納得せざるを得ない部分はあるのですが…あまりにも残酷な展開ですよね。どうにかして修理出来ないものかと、一体どれだけのファンが願ったことでしょうか。

しかし、Xシリーズの世界では一度でもイレギュラー化したレプリロイドの修理・修復は禁止されているとのこと。そう、どのみちゼロにはどうすることも出来なかったのです。

ゼロにとっての悲劇は、自分がイレギュラー化したレプリロイドを処理するイレギュラーハンターという立場にあったこと。そしてアイリスにとっての悲劇は、兄カーネルとそして好きな人であるゼロが相反する立場に立ってしまったことだと思います。
兄を取るかそれとも好きな相手を取るかの選択を迫られたアイリス…もちろん選べる筈がありませんよね。しかし彼女は兄を失った衝撃により、結果的には兄の方を選び自らの意志でゼロと闘うのでした。それでもアイリスが死に間際に抱いていたのは、憎悪でもなく悔恨でもなく唯々ゼロを想う気持ちだけだったのではないかと思っています。あの「ごめんなさい」は今からあなたを倒しますではなくて、きっと「こんなことしてごめんなさい」って意味だと思うのです。ゼロをずっと見ていた彼女なら、彼に負けることは最初からある程度予想出来た筈です。それでもゼロと闘うことを決めたのは、もう引くことの出来ない所まで来てしまっていたから…なのでしょうか。


どうでも良いけど、英語版のボイスはちょっと独特な気がします。後アイリス死にそうな筈なのに声がそんな風に聞こえない…。やっぱ日本語が一番雰囲気出てます!!なんたってゼロは置鮎さんでアイリスは水谷さんですもの!水谷さんのアイリスの最期の演技はかなり迫真に入ってると思います(そう言えば水谷さんの演じるキャラで死亡してしまうキャラってちょっと珍しいかも?)
因みに私自身にX4のプレイ経験はなかったりします。と言うかロックマンシリーズのプレイ経験自体が殆ど全くないです。兄貴がスーファミのシリーズはX2辺りやってたんですが、プレステになってからは全くやってなかったですしねぇ。当時あのCMが物凄い印象的だったのを覚えています。
…アイリス…。
X4自体はロックマンシリーズの中では割と簡単な部類に入るらしいので、アーカイブとか出来るようになったらやってみたいですね。あ、でも最初のジェットスティグレンステージですら開始2秒でゲームオーバーなりそうな気がする。
アクションは苦手です。

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