今日はバレンタイン。 いつもお世話になっている長谷部にお礼がしたくて、 「私に出来ることなら何でも言ってみて。甘えてくれていいんだよ」 と言ってみたところ、 「でしたら、チョコを食べさせて下さい」 と言われたので、チョコをあーんして食べさせようとしたら、違うそうではない、と。 それでこうなってしまっているのだった。 「ん、ん、長谷部、美味しい?」 「はい。とても」 私の胸の膨らみに塗り付けられたチョコクリームを、長谷部の舌がねっとりと舐め取っていく。 尖らせた舌先で、くりくりと乳輪をなぞるようにして舐め回し、肝心な所にはなかなか触れてくれない。 「は、長谷部……」 焦れた私が名前を呼んだ途端、乳首をじゅうっと吸い上げられる。 舐めて、吸って、噛んで。 今まで焦らしていたのが嘘のように、そこを執拗に弄り回される。 「あっ、あ、そこ……そこ、きもちい」 「主はお好きですよねぇ、ここ」 「うん、すき、すき、もっとぉ」 乳首がじんじんするくらいそこを愛撫し倒してから、長谷部の舌は段々下に降りて行った。 塗り付けられたチョコクリームを舌で辿るようにお腹へと。 「ふふ……くすぐったい」 おへその横を降りて、際どい場所まで来ると、また上に戻ってしまう。 首筋を流れるチョコクリームを舐め辿り、胸の谷間に溜まったチョコをレロレロと舐め取って。 先に我慢が出来なくなってしまったのは私だった。 「長谷部、お願い……いれて……長谷部ので奥までかき混ぜて、一番奥に熱いのびゅっびゅってしてっ」 はしたない私のおねだりに、長谷部はその淡い青紫の瞳を細めて、ふ、と口元をほころばせた。 私の両脚の足首を掴んで大きく開かせ、ぐずぐずに蕩けた場所に、熱くて硬い大きなものが押し当てられる。 「主命とあらば、喜んで」 |