「お、幸村くん達戻って来たぜい!」

スタート地点まで戻って来ると、丸井くん達が迎えてくれた。
帰りはあっという間だった気がする。行きの半分くらいの時間に感じられた。

「おかしいのう、怖かったはずなのに何故か苗字の顔が赤いぜよ」

目敏い仁王くんが早速茶化してくる。
皆何もかも解っていると言わんばかりの笑顔を向けてきたので余計にいたたまれない。

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