「僕、明日誕生日なんだよね」

寮の私の部屋を訪れた五条先生は、窮屈そうに炬燵に収まって、私が剥いたばかりの蜜柑を食べ終えるなり、そんなことを言い放った。

「そうなんです?知りませんでした。おめでとうございます」

「ありがとー。って、そうじゃなくてさ」

「はい?」

「何か無いわけ。プレゼント」

「そう言われても、いま初めて知ったので」

ちっちっと五条先生が人差し指を振る。

「そこはさあ、『私の初めてを受け取って下さい』とか、『私がプレゼントです』とか言うところじゃないの?」

「先生のド変態!」

「お前も言うようになったよね。最初はあんなにうぶだったのに」

「お陰さまでセクハラ耐性がつきました」

「うんうん。その成長を確かめてあげようという親心だよ。わかるかな?」

「言いながらおっぱい揉むのやめて下さい」

「いやあ、ほんと成長したよねえ。どこもかしこも柔らかくってさ。最高に美味しそうだ」

獲物を前にした獰猛な肉食獣のような表情で、五条先生は舌なめずりした。
服の上から胸を揉んでいた手は、いつの間にか裾から中に潜り込んで直に胸を揉みしだいている。
先生が指でぐいと目隠しを引き下ろすと、美しい野獣の顔があらわになった。
宝石のような青い双眸が欲に濡れてギラギラと輝いている。

「だから、お前を食べさせてよ。ちゃんと優しくするから。いいよね?」

私が何か返事をする前に五条先生のスマホが震えた。
小さく舌打ちした先生がスマホの画面をタップし、片手で持って耳に当てる。

「もしもし、硝子?いま忙しいんだけど何の用?はあ?僕が生徒を襲ってるわけないだろ。ちょっとじゃれあってはいたけど。え?全く信用出来ない?ひどいなあ」

片手でスマホを持ち、もう片手で私のナマ乳を揉みながら五条先生はヘラヘラ笑って家入先生と話していた。
とんだ不良教師がいたものである。


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