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「はあ……気持ちいい」

いつだって湯船に浸かる瞬間は気持ちがいいものだが、外が寒かったから、今日は尚更心地よく感じる。
それに、後ろから抱き締めてくる赤屍さんの体温や直に触れあっている場所の肌から直接ぬくもりを分け合っているような感覚があった。

「もっと気持ち良くして差し上げましょうか」

「えっ」

一瞬ドキリとしたが、赤屍さんがしたことは、熱いお湯で絞ったホットタオルで顔を拭くという優しい気遣いに満ちた行為だった。
メイクは既に落としてあったので、何の心配もなく、その心地よさにひたる。

「ちょっと持っていて下さい」

赤屍さんにタオルを渡されたので、素直に受け取ると、突然身体を抱き上げられて「!?」となった。

「赤屍さ、ひゃんっ!」

赤屍さんのものがあらぬ場所を擦った刺激に身体がびくんと跳ねる。
そのままずりずりと擦りつけられて、びくびくと身体が反応してしまう。

「大丈夫、挿れません」

いわゆる素股だ。
挿入された時のような頭が真っ白になるような強い快感はないが、これだけでも充分気持ちいい。

「言ったでしょう。気持ち良くして差し上げると」

背後で赤屍さんが笑う気配がしたかと思うと、肉芽を一際強く擦られ、私は身体をしならせた。

「あん……赤屍さぁん」

思わずねだるような甘えた声が漏れてしまう。

「なんですか?」

優しく聞き返しながらも、赤屍さんの攻めは止まらない。
もう、わかってるくせに。

「挿れて……いれて下さい!も、擦るだけじゃ、やぁっ」

「よろしいのですか?」

うんうんと必死で頷く。

「いいからぁ、いれてぇ!」

「では、遠慮なく」

赤屍さんの大きくて硬いものが入ってくる。
私のあそこは喜んでそれを迎え入れた。

「あんっ、あん、あっ!きもちい、気もちいいよぉ……!」

「おやおや」

私のなかを縦横無尽に擦りたてながら、赤屍さんが笑う。

「明日もお仕事だからと遠慮していたのですが……その必要はなかったようですね」

「ああんっ、もっとぉ!」

もちろん、翌日の仕事に差し支えた。

こ、腰が……!


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