キメツ町は都内にありながら、緑豊かな子育てのしやすい街として知られている。
どこか懐かしい感じのする街並みに、ここで恋をして結ばれた人と一緒に暮らしていくのも良いかもしれないと心から思えた。
まだ出逢ってもいないのに、さすがに気が早いだろうか。

そうしてしばらく歩いていると、ふと芳ばしい香りがどこからか漂ってきた。
辺りを見回したなまえの目に映ったのは、竈門ベーカリーという看板を掲げた一軒のパン屋さんだった。

「竈門ベーカリー……」

竈門という名前をどこかで見たような気がする。
もしかすると雑誌か何かに載っていたのかもしれない。
ということは有名なお店なのだろうか。


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