1/1 


熱すぎず温すぎず、ちょうどいい温度のシャワーの湯で、前髪の生え際から順番に全体を濡らした後、髪を撫で付けるようにシャンプーを塗りつけた。
指の腹を使ってシャカシャカと掻かれるのが気持ちいい。

流す時もやはり生え際から全体へ。
後頭部を手で包み込むようにしてそこにお湯を溜め、ちゃぷちゃぷと洗ってくれる。

「恭弥さん上手です」

「君の真似をしてるだけだよ」

「そうなんですか?私こんなに上手くないですよ」

「自分じゃわからないのかもね。君に洗って貰うと気持ちがいい」

タオルで拭いて髪の水分を取り、まとめ髪にして邪魔にならないようにしたら、次は身体を洗う番だ。
すると、雲雀にタオルを奪われた。

「洗ってあげる」

「えっ、いえ、身体は…」

「なに。今更恥ずかしいって言うの」

「恥ずかしいですよ!」

「いいから大人しくしなよ」

「きょ、恭弥さん…」

片腕で抱き込まれて、もう片手でボディソープをつけて洗われる。
一見すると細く見える雲雀だが、鍛え抜かれたその身体は強靭だ。
押さえ込まれてしまうと身動きもままならない。
こうなるともう好きなようにされるしかない。

「気持ちいい?」

「ん、んっ…」

「気持ちいいんだね」

脚の間、敏感な場所を指で擦られて、身体が震える。

「中に出したから、掻き出すよ」

新婚夫婦で子作り中のため、夜の営みは基本中出しだ。
その場で処理はするものの、後から溢れ出てくることもある。
だから、こうして掻き出すことが必要なのだ。
わかってはいるが恥ずかしい。

「ふ……んんっ」

真奈は雲雀の腕に縋りついて、羞恥とわきあがる快感に耐えた。

「よく頑張ったね」

いい子、と褒められる。
お湯で流してしまえば快感も残滓と共に流れてゆき、さっぱりした。

「恭弥さんの大きくなってる…」

「君を触ってたから」

当然だよ、と言われて言葉に詰まってしまう。
どうしようかと一瞬迷ったが、両手でそれを包み込んだ。
恐る恐る擦りながら先端を口に含むと、ソレは凶暴なぐらい大きく反り返った。

「僕の奥さんはいやらしいね」

「恭弥さんが…んう!」

「でも、悪くない」

結局、この後、口で一回、お尻にぶっかけられて一回、合わせて二回もヤってしまった。

雲雀夫妻の熱はまだまだ冷めそうにない。


  戻る  
1/1

- ナノ -