双葉野郎の昔話

[生誕] 0〜
哀哭の地 とある村のベルゼン家にて誕生。
父は神父、母はシスターで、自身も神父見習いとして敬虔な信者に育つ。


[ダム設立の件] 10〜
ダム建設で村が沈むという。それに最後まで反対した両親は村の人間に疎まれ、殺された。残されたクロードは途方に暮れ、教会は村ごと水底に沈んだ。


[半吸血鬼になる] 20歳
哀哭の地にて。当時住んでいた町に吸血鬼が出るという噂が蔓延る。住民が犠牲になった後、クロードに白羽の矢が立つ。クロードの血が聖職者のそれであった為、吸血鬼はクロードを殺せなかった。クロードを殺せなかった吸血鬼はクロードの体内に自分の血の一部を流し込んだ。その時からクロードは半吸血鬼となった。
※)与血経路は左鼠径部の大腿動脈。


[吸血鬼になった後]
町に「クロードが吸血鬼なのでは」という噂が立つ。
吸血鬼に出会って死んでいない人間は過去にいなかった為、そのような噂が立ったのだと推測。
とある日、町の住人から退去命令が下される。それを拒否したクロードに対し、住民達が一斉蜂起する。正当防衛の名を翳し、初めて殺人を行う。この時、血の匂いに酔って衝動的に吸血行為を行う。こうして自分が吸血鬼であることを知る。
※)その後は一切吸血行動を行っていない。


[憤怒の地へ] 25〜
道楽で訪れた異国の地でふたばに出会う。そこで違う文化、人、土地を知る。見聞が広がりました。
「くろ…くろーばー?えっと…ふたば、ですか?」
『…良いよ、双葉で』
「私とお揃いですね!私もふたばっていうんです!」
『あっそ』
「ほら貴方の頭!それ植物の双葉みたいです!!面白い!!」
※)ふたばがクロードをクローバーと聞き間違え、更にクローバーの意味を双葉と履き違えている為こうなった。和名【双葉】はここから。

老いて行くふたばを見て、自分が不老不死であることを知る。
「神様って本当にいるんですよ?だからこうやって毎日祈るの。今日も一日世界が幸せでありますようにって」
『…知ってるよ、オレだってこれでも聖職者だし』
「あなたがこうして年を取らないのも神様の思し召しなのかもしれませんよ?」
『いやこれでも年は取るから。老けないだけだし』

恋仲であったふたばとの死別を経験する。
「…仕方がないのです。…これも神様の定めた運命なのだから…」
『神様、お前は人なんて救わない。敬虔な信者を容易く殺すお前なんて要らない。お前なんて信じない。オレからフタバを奪ったお前なんて―――』



[なんやかんやありました。]500〜
世界中を巡って、時には男娼をしつつ、再び憤怒の地に舞い戻り、鶴之丞神父と出会う。
今では鶴之丞神父の立派なストーカーです。
※)過去に出会ったふたばのことを重ねて見ているのか何なのかは不明。






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