オセロゲーム Part2 | ナノ
テストなんて (1/3)





夜、メールにて呼び出しをくらったオレはカントクん家に来ると火神君やセンパイ達がすでにいた


「実力テストは主要5科目!!みんなそれぞれ得意科目があるからスペシャルチームを編成したわ!」


カントクは教科担当を言っていく。
メガネがなかなか似合っていた


『っつーか、なんでオレを呼んだんっスかー?』


今んとこは別に苦手な教科ないし


「昼休み勝手に帰ったバツよ。今晩は雑用全般を任せるわよ」

『えー…たとえば?』

「たとえば?……そうね、」


悩むカントク。
もしかして、やる事無いのに呼ばれたの?


「夜食だ!藤井には夜食を作ってもらう!!」

『料理ならリ

「雑用係はオマエだろ!」

あ、はい…』


なぜか、先輩方の目は必死だった。


『(夜食か…何作ろう)』


料理は嫌いじゃないけどたくさん作るのは分量計りづらいから苦手。
まぁとりあえずカントクん家の冷蔵庫にあるもの使えばいいか。



「藤井は雑用係、じゃあ小金井センパイは?」

「オレは寝そうになった火神をはたく役!」

『なるほど!』


その特大ハリセンで火神を打っ叩くのか。
さぞ気持ちいだろうなぁ


「小金井君は得意科目も苦手科目もないわ!勉強も器用貧乏!」

「寝る間も惜しんでいくわよっ!!」

「惜しむっつーかどこにもねぇ!!?」


壁に貼られた作戦表には睡眠時間がすべて勉強に変わっていた。

オレもコレに付き合わなきゃいけないわけ?



「ちょっ、徹夜とか能率が悪いっ…てゆか……」

「いっちょまえに能率とかぬかすな──!!人間二日ぐらい寝なくても死なないわよ!まずは数学から!!」

「帰りてぇー!!」


『じゃ、台所借りまーす』


こうして明後日に向けての猛勉強が始まったのだ。





 ***





『お、食パンいっぱい』


冷蔵庫をのぞくとパンと野菜があった。


『サンドイッチで決定だな』


インスタント食品よりずっと健康的だ。
夜食はヘルシーなものに限る


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