>>families 1/4 「大将の首を殺りたくばこの俺を倒してからにしろ。何人たりともここは通さねェ何人たりとも俺達の魂は汚させねェ。俺は近藤勲を護る最後の砦真選組を護る最後の剣、真選組副長土方十四朗だァァ!!」 「土方さんっ!!」 「土方さんんん!!」 「トッシー!!」 ちゃうよ、神楽ちゃん。今は土方さんだからトッシーじゃないから今は。 「自力で妖刀の呪いをねじ伏せたァァ!!」 「フン、わりーなゴリラそういうこった。残念ながらてめーの依頼は受けられねェなんぼ金積まれてもな、あっちが先客だ」 「万事屋仕事はここまでじゃなかったのか」 「なァに延滞料金はしっかり頂くぜ」 銀さんが近藤さんの腕を引いてパトカーに乗り移らせた。 「土方ァァァ!!」 「伊東ォォォ!!」 「「おおおおおおおおお!!」」 土方さんと伊東さんの喧嘩が始まった。その衝撃でパトカーの車輪が一つ外れた。 「んげェェェェ!!車輪がァァァァ!!」 「うわあああああ!!」 「うあばばばばば!!」 「オイ後ろォ!!」 後ろには車両があった。 オイ、コレぶつかるだろォォ!! 「「んぎゃあああ!!」」 「あぶっおごぉぉぉぉ!!」 土方さんが車と車両がぶつかるのを防いでる。 「何してんだァァァ!!」 「ナイスだ、土方!!」 「早く何とかしやがれェェ!!」 周りから敵さんがゾロゾロと… 「チッ!神楽後ろ手伝いやがれ!」 「新八ィ!」 「ハンドルが言うことをー!!」 「んがぁぁぁぁ!!背骨がァァァ!!」 「土方さんんん!!」 土方さんの背骨がベキバキいってる。 「大丈夫か!?」 「大丈夫じゃねーに決まってんだろ!!」 「トッシー後は私に任せるネ、何も心配いらないネ」 神楽ちゃんは土方さんの上に乗っかってそう言った。 「おかしいィィィ!!何かおかしィィ!!」 神楽ちゃんの後ろから敵さんが… 「オイあぶねェェ後ろ!!」 「神楽ちゃんッ!!」 ドゴォォと車両のドアがいきなり吹っ飛んで敵さんも吹っ飛んでった。 「近藤さんさっさとこっちへ移ってくだせェ、ちぃと働き過ぎちまった残業代出ますよねコレ」 中から出てきたのは 「「総悟!!」」 総悟の頭からは血が出ていた。 「総悟…!!」 「俺が是が非でも勘定方にかけ合ってやる」 「そいつぁいいやついでに伊東の始末も頼みまさァ俺ァちょいと疲れちまったもんで 土方さん少しでも遅れをとったら俺がアンタを殺しやすぜ、今度弱味見せたらァ次こそ副長の座俺が頂きますよ」 総悟はまっすぐ前を向いて話してるんだけど、 「土方ここォォォ!!」 土方さんの上に乗ってるんだよね、総悟… prev|next |