好きだと言われたから、私も。と答えた。でもこれは愛の告白なんかじゃない。だって好きだと言ってきたのはスクアーロで、彼はもう既に私の恋人だから。愛の確認と言った方が正しい。
「痛いよスクアーロ。もうちょっと優しくして。」
好きと言われながら強く抱き締められるのも悪くない。けど、ちょっと力強すぎない?マジで痛い。
「スクアーロ、聞いてる?」
「好きだ。」
「もう、知ってるって。」
「愛、してるぞぉ。」
「ありがと。私も愛してるよ。」
いたっ。いたたたっ!力強くなってんじゃん馬鹿!!…でもスクアーロに与えられる痛みなら、どんなに痛くたって構わない。自分がまさかMだったとは。しかしホント痛いなコレ…今日のスクアーロはいったいどうしたのか。
「何か変だよスクアーロ。」
「ああ。でも、こうしていたいんだぁ。まだ、足りねぇくらいだぜぇ。」
「これ以上力込めたら、私潰れちゃうよ。」
「そんなに柔じゃねぇだろぉ?」
「ごもっとも。」
こんなに近くにいるんだ。しかも二人きりで。キスだって、セックスだって出来るのに。なんでしないの?いつもみたいに、狼になればいいじゃん。
「ちゅーしてくれないの?」
「後でな。」
「えっちも後で?」
「ああ。」
意味分かんない。そう笑うと、俺だって分かんねーよって苦笑い。つまりあれなんだよ。
君があまりにも愛しすぎて
どうしていいか分からないんだ。
「…流石に勃ってきた。」
「性欲耐性ゼロだね。」
091105
潰れるくらい鮫に抱き締められたい!
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