◎ 莉斗さんへ

毎話真剣に読んでくださってありがとうございます!莉斗さんが楽しみにしてくださっていると思うと、更新が楽しくてなりません!どうかこれからも躑躅に心臓をよろしくお願いします。
状況、感情、周りの雰囲気が伝わる文章になっていたでしょうか。その時点での状況や周りの雰囲気があるからこそ、人物の感情が生じたり動いたりするわけで、そのひとつひとつを欠かすことなく描写することは物語を書く上で非常に重要だな、と莉斗さんのご感想を受けて実感しました。気づかせてくださってありがとうございます。
武道大会のアイデア褒めていただけて嬉しいです!木剣使用か真剣使用か悩んだ末に木剣に決めたのですが、そのせいで緊迫感がなくなるのではと心配していました。ですから、命を懸けて戦う場であるとしっかり読み取っていただけて安心しました。
細かい描写まで読んでくださってありがとうございます。その場で起きていることを正確に伝えたくて、無い知恵を絞って必死に言葉を選んでいるので、結局のところただの羅列でしかない言葉たちを莉斗さんがこうして丁寧に拾ってくださって本当に嬉しいです。書き甲斐があります。
戦闘描写は本当に難しいですよね!私も苦手としております。特に今回は、戦いのさなかにヒロインが紅覇の言葉を思い出すということで、スピード感がなくならないようにとても苦労しました。勢いがあると言っていただけて嬉しくてたまりません…!
ここは、漫画によくあるシーンをイメージして書きました。背景が黒塗りになったりして、一瞬の間に人物が考えを巡らせるあのシーンです(伝わるでしょうか…)。こういうシーンがかっこよくて大好きなのと、ヒロインを紅覇のどんな些細な言葉でも覚えている子にしたかったので取り入れてみました。そういうわけなので、「この動作は一瞬で起こったこと。でも主人公は一瞬と考えていないということ」という莉斗さんの解釈は大正解です!ある意味の走馬灯のようなものだと思って書きました。
最後うるっとしていただけて本当によかったです〜!ここまで麗々や純々とのやりとりを全く入れておらず、部隊との関わりはほぼすべてヒロインの独白で説明してきました。ですので、唐突にこんな描写やヒロインの感情の動きを持ってきても何の感動も伝わらないのではと懸念していました。ヒロインの喜びの感情が伝わったようで、大満足です!
余談ですが、麗々に手を握られる描写はどうしても書きたいものでした。あのたくさんの指に手を包み込まれたら、とっても温かいと思いませんか?その感覚を気持ち悪いという人もいるとは思いますが、そんなことを欠片も思わず、ただただ温かさだけを感じるヒロインを書くことで、ここまでまったく描写していないヒロインと麗々の仲が読み取ってもらえればなあと思いました。…とかっこつけて書きましたが要するに私が麗々が好きでヒロインと仲良くさせたかっただけです!あの素敵な指を生かしたかっただけです!すみません、麗々を出すのがいいと褒めていただけたので調子に乗ってしまいました。
紅覇の部隊をますます好きになったとのことで本当に本当に嬉しいです…!私自身紅覇と紅覇の部隊が大好きなので、彼らの素敵な部分をしっかり考えて書いていきたいと思っています。
今回書いたことに関してですが、彼らは虐げられてきたからこそ他人の痛みがわかる人たちだと思います。原作でレラージュが「従うものたちの目を見ればわかる」(すみませんうろ覚えです)と言って紅覇の部隊に目をやるシーンがありますよね。あのときの、レラージュを見上げる麗々や鳴鳳の真剣な眼差しが、私はとても好きなんです。あんな目ができる人たちですから、紅覇の部隊として軍に属しているのも生半可な覚悟ではないと思います。兵士としての覚悟があるからこそ、同じ兵士を笑ったり馬鹿にしたりしないだろうな、と考えての妄想でした。お気に召したなら幸いです。
最後に莉斗さんがおっしゃってくださったことが嬉しすぎて涙が出ました(笑)笑ってしまいましたが笑い事ではありません!莉斗さんを物語の世界に引き込めているなんて、本当に嬉しいし嬉しいを通り越して幸せです。これからも精進します。
とうとう春休みも終わってしまい、更新ペースも落ちると思うのですが、気長に待っていただけるとありがたいです。
それでは、とっても嬉しいメッセージをありがとうございました!