日本人がみるジコチュー [ 10/16 ]
アキラ視点
「日本人、でしょ?」
それが俺達の出合いだった、妙に目がキラキラしていたのをよく覚えている。
ローレン・トーノ、魔法を知らないためその分色々と調べた俺にとって正直いってトーノもといローレン家にはいい印象がなかった。
純血を守るために、女は産ませるだけ 男も種を残すためにかなり下劣な奴らだと思っていた。
実際に彼女もそうだろう、現に父親は誰か知らないと言っていたのだから。
ローレン家というレンズを外してもトーノは少し、いやかなり難解な性格の持ち主だ。
「自分のためだから」トーノは口を開くたびにそう言っている、そのせいか入学してからたった1ヶ月で彼女のみんなからの認識は【自己中女】となってしまっている。
それでも俺と友人という関係が成り立っているのはトーノの日本による関心が物凄く高いのと、ぶっちゃけ良い奴だからだと思う。
トーノは自分で言うほど自己中心的な考えじゃないし口では言っててもトーノの行動は人を思いやるがためのものも多い。
それに気づいているのはトーノに近い奴だけ、俺が知っているのはルシウス先輩、セブルスも若干そうなんかな?あ、あとグリフィンドールのリリー・エバンズが盲目的に信頼してる。
だけどあいつが良い奴だと知らないヤツの方が断然多いわけで、そんなかでも特に無駄な対抗心燃やしてんのが悪戯仕掛け人、そんなかの2人だ。
ジェームズ・ポッター シリウス・ブラック まだ1年生にも関わらずホグワーツでその名を知らない奴はいないだろうな。
さっき言ったようにホントにで無駄な対抗心、最初はセブルス狙ってたんだけどトーノと俺の3人で行動してからは毎回トーノが邪魔(それとしっかり後で仕返しするトーノさんマジカッコイイ)するもんだからターゲットが変わったんだ。
それから顔合わせるためにあいつらが仕掛けてくるんだが… 成功した事見たことないわw
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