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side.樹



「あ、アッ、んんっ!」



狭いソファは動きにくい。

痛みと快楽に涙を流す遥を見下ろしながら、俺は律動を繰り返す。



「ふァ、あっ…はや、いッ…」
「……遥、」



死にたがりの、遥。

支えてくれるものも、
支えていきたいものも、
明日を生きる術も意味も、
何もかも失った遥が、
最後に望む願いを、



「死にたい、か…?」
「う、んぁッ、ん、」



こくこくと、必死に頷く。



「……寂しい、のか…?」



肩に爪を立てられて、俺は思わず顔をしかめた。

何かを埋めるように、遥が身体を寄せてくる。
足まで身体を密着させられて、結合が深くなって遥が高い声を上げた。

それでも、なおも離れようとしない。
まるで行かないでと、駄々こねる幼子のように。



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