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酔った日向は色気が増して、煽情的で。



「あつい…」
「ちょ、っ」



おもむろに脱ぎはじめた日向に反応せずにはいられなかった。
ぷちぷちとボタンを開けて、とろんとした目で見つめてくる。



「誘ってんのか、?」
「さそって?」
「………」



違うんだろうな。
まだ相当酔っている。
それでもいつもと違う様子の日向に、俺は慌てることしかできなかった。



「服着ろ、な。やばいから」
「やあー」
「……襲うぞ」



さすがに酔って判断能力のない無抵抗な日向を抱くのは、少し躊躇いがあって。
でも目の前にいる日向を抱きたくてしかたがない。

理性で欲望を押し込めるのに必死になっていたら、



「っ…!」
「いっしょ、ねるの」



舌ったらずな声とともに、ベッドに引き倒された。



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