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「んッ……も、ぜんぶ、?」
「……まだ半分」
「っ……」
あ、かわいい。
泣きそうな顔見て可愛いとか、俺も相当頭がイカれてる。
奈津に持ってかれないように、さらに奥に進ませようとして、
「っ、こう、」
「……なに」
「手、とってっ……こうに、ぎゅって…」
なんて可愛いお願い。
甘やかさないって決めたのに、俺はあっさり手を解放してしまう。
でも奈津が、ぎゅっと首に手を回してくれたから。
まあ、いっかと思えて。
「っう、あぁ……!」
「く、ッ」
ゆっくりと、奥にすすむ。
長い時間をかけて全部いれたとき、すっかり奈津の息はあがってしまっていて。
その甘い吐息が耳にかかって、止まらない、
「、待っ……動かな、あ!」
「むり」
「ん、んぁ、ッ」
ぎ、ぎ、とベッドが軋んだ。
奈津がぎゅうっと腕の力を強くして、耳元で喘ぐから。
さらに俺を追い詰める。
「奈津、っ、きもちい?」
「ふ、ぅッ、…んぁ、ッ」
足を抱え込んで、何度も、何度も打ち付けた。
段々滑りが良くなって、俺は膝立ちに近い状態になった。
「ああッ!やぁ、っ、あッ」
「……かーわい」
真上からの突き上げに、奈津は奥のイイトコにあたったようで。
執拗にそこを追い詰める。
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