5
side.修
「安心するなんて、余裕だな?」
「ひあ……っ!」
繋がったまま正面を向かせて、ずっ、とさらに奥に突き刺した。
「気にせず声出せるな」
「やっ、んあっ……あ、あっ……」
達したばかりの葵のモノが、また反応しはじめた。
先端をぐちぐちと弄って、ナカは奥へ突き続ける。
「あんまり結衣に近づくと、またこんな目に合うって、覚えとけよ」
「あっ、ごめ…なさっ……!」
結衣のため、と口で言って。
本当は、自分のためだ。
誰にも、誰とも。
近づいたりするな。
「も、ちかづき、ませんっ……ごめ、なさい……っ」
「……お前は俺にだけ従ってりゃいいんだよ」
「んっ、あ……」
「一生、な」
葵の目が悲しそうに―――けれどどこか嬉しそうに、揺れた。
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