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side.朝倉



俺と葵は同じ大学だった。

二つ年下の葵と俺の関係が始まったのは、必然。
葵が襲われてかけたとき、俺が助けた。

元々、葵は実家の病院と提携している薬剤師の息子。
昔から気になってはいた。
泣き顔が見たいような、そそる顔立ちをしていたからだ。



『写真、バラされたくなかったら、俺と付き合ってよ』



普段は猫かぶりな俺の豹変ぶりに、驚いた葵の顔が忘れられない。



『いいの?どんな目で見られるだろうね』



―――そう、全て、俺が仕組んだ。

葵が泣きながら頷くのに、時間はかからなかった。



「んっ、んっあ、あぁ……っ!」



毎夜聞こえる、葵の嬌声。
歪んだ綺麗な顔。

もっと鳴かせたい。
もっと、泣かせたい。

葵、葵、葵。



「ふぇ……っ、う、ぇっ」



涙をぺろりと舌で拭うと、葵が顔を反らす。
噛み付くようにキスをして、もっと泣けよと快楽をつく。

歪んだ、関係。



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