4
 

「………眠い?」
「う……」



ソファに戻って、飲み物のみつつ、ぽつぽつ会話。
DVDも見たし、日差しも丁度良いからかな、うつらうつらしてしまった。



「横になれば」
「や、でも、」
「?」
「今日は……」



約束したから、と断ると、ぐいっと身体を引き寄せられた。



「はい、寝なさい。言うこと聞いてくれるんだろ?」
「あ………」



先生の、膝枕。
髪を梳くように撫でられて、目蓋が重い。



「せんせ……」
「ん」
「ごめ、なさ……僕、甘えて、ばっかりで……」
「もっと甘えていいのに」



見えないけれど、頭上で先生がくすっと笑ったのがわかった。



「ねこみたいだな」
「ねこ……」
「にゃーって言ってみ」
「……にゃー……」
「っ……」



温かいぬくもりと、安心する声。
ゆっくりと、暗やみに落ちていく。



「愛してるよ、」



先生、僕もだよ。
ずっとそばにいてね。



前へ top 次へ

 
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -